試聴

 
 曲名をクリックすると試聴できますグラナドス:<詩的なワルツ集>より 旋律的(メロディアス)なワルツ

グラナドス(1867-1916)は近代スペインを代表する作曲家のひとりであり、また優秀なピアニストでもありました。
彼は、20歳の頃に多数のワルツを作曲しましたが、後にそれらのワルツの中から8曲を選び序奏と合わせて組曲としてまとめたものが<詩的なワルツ集>です。
中でも、この旋律的(メロディアス)なワルツは、その懐かしく美しいメロディに心惹かれ何度でも繰り返し口ずさみたくなります。
第一次大戦中、ニューヨーク公演の帰路、乗っていた客船が魚雷攻撃により沈められ、絶頂期の48歳で突然生涯を閉じなければならなかった彼のことを想うと、この曲の輝きがより一層大切なことに感じられるのです。