2020ちらし掲載内容の文字情報

2020チラシ掲載内容の文字情報

AYA Kondo Piano Recital Vol.13
近藤 文ピアノリサイタル
「オマージュ」

ごあいさつ
 100年前の着物をほどき、ドレスに仕立て直していただく機会に恵まれました。デザインと縫製をしてくださった洋装店の方々は、昔の職人さんが誇りを持って残した仕事に敬意を払い、大切にしながら、自らの技を施して新しいものを創り出してくださいました。
“オマージュ(hommage)”とは、尊敬、敬意、讃辞などの意味を持つフランス語です。音楽においても、オマージュを捧げる表現は、時を超え場所を変え様々に広がり、そこから新たな音の世界が生み出されます。

 クープラン(1668〜1733)は、フランス王室の宮廷音楽家として活躍しました。「ゆりの花開く」は、王家の繁栄を祈って献呈されたという説もあり、優雅な雰囲気をまとった曲です。
「シテール島の鐘」は、クープランと同時代のフランス人画家ヴァトー(1684〜1721)の絵画「シテール島の巡礼」からインスピレーションを得て作曲されました。
 モーツァルト(1756〜1791)とハイドン(1732〜1809)は、互いに尊敬しあい美しい友情で結ばれていました。モーツァルトは24歳年長のハイドンから多くを学び、成長し、そしてハイドンを超えてゆきました。
「ロンドKV511」は、モーツァルトには珍しいイ短調で書かれています。澄みきった悲しさや諦めが深まってゆくような曲想は、音楽家として絶頂期にありながら正当に評価されない孤独を感じていたモーツァルトが、自身の心を書き留めたものなのかもしれません。
 ハイドンは、早くからモーツァルトの天才を理解していました。年下の友人モーツァルトが若くして亡くなった時には大変悲しみましたが、その後も、モーツァルトの作品から学び、さらに進化した作品を創り出しています。
「ソナタ ハ長調」は、その頃の作品の1つです。
 クープランの時代から約200年後、ラヴェル(1875〜1937)は、当時のスタイルを使って「クープランの墓」を作曲しました。優雅で簡潔な古典的舞曲の様式と、ラヴェル独自の緻密で繊細な音の世界が融け合った作品です。
一方「マ・メール・ロワ」はおとぎ話を基に作曲されました。みずみずしい感受性と無邪気さを終生失わず持ち続けたラヴェルは、空想や幻想の不思議な物語からも楽想を広げたのです。

 毎年6月には、我が家の小さな花壇にゆりの花が咲き、ほのかな香りで楽しませてくれます。リサイタルでも、音の香りが広がってゆくように演奏会を始めたいと思います。どうぞお越しください。

プログラム
F.クープラン/ゆりの花開く
F.クープラン/シテール島の鐘
W.A.モーツァルト/ロンド イ短調 KV511
J.ハイドン/ソナタ ハ長調 Hob.16-50
M.ラヴェル/クープランの墓より
「プレリュード」「フォルラーヌ」「メヌエット」「リゴドン」
M.ラヴェル/マ・メール・ロワ(ソロ版)
「眠りの森の美女のパヴァーヌ」「おやゆび小僧」「パゴダの女王レドロネット」「美女と野獣の対話」「妖精の園」

高知公演
日時
2020年6月7日(日)開場 午後6時30分/開演 午後7時
※子どものためのミニコンサート 午後4時より
入場料(税込・全自由席)
一般 2,000円
学生(大学院生までの方) 1,000円
※子どものためのミニコンサート 1,000円(中学生まで無料)

会場
カフェサロン・カプリ(高知市比島町4-7-32)
※介助犬を同伴される方は、ご連絡下さい。座席をご用意致します。

チケットのお申し込み・お問い合わせ
・カフェサロン・カプリ
090-6883-7538(北村)
・近藤(阿部)
メール info@aya-concert.com
ホームページ https://www.aya-concert.com/

大阪公演
日時
2020年6月20日(土)開場 午後5時30分/開演 午後6時

入場料(税込・全自由席)
一般 前売3,000円/当日3,500円
学生(大学院生までの方) 前売1,000円/当日1,500円

会場
あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
(大阪市北区西天満4-15-10 梅田新道東南角)
※介助犬を同伴される方は、ご連絡下さい。座席をご用意致します。

チケットのお申し込み・お問い合わせ
・ザ・フェニックスホールチケットセンター
06-6363-7999(土日祝を除く平日10時〜17時)
・近藤(阿部)
メール info@aya-concert.com
ホームページ https://www.aya-concert.com/

後援
常磐会短期大学
塚本学院校友会(大阪芸術大学・大阪芸術大学短期大学部・大阪美術専門学校)
住吉高校同窓会音楽家連盟

近藤 文(こんどう あや)プロフィール
大阪府立住吉高等学校卒業。大阪芸術大学演奏学科ピアノ専攻卒業。
ウィーン(オーストリア)夏期講習会、ナンシー(フランス)夏期国際音楽アカデミー等にて、ピアノ・室内楽・歌曲伴奏の研鑽を積む。
朝日推薦演奏会、堺市新人音楽家演奏会、和歌山NTTコンサート、カワイフィルハーモニックコンサート、ジョイントリサイタル、和歌山室内管弦楽団ニューイヤーコンサート等に出演。
1995年熊楠の里音楽コンクール1位。
ピアノコンチェルト、室内楽、声楽・合唱伴奏等各種アンサンブル活動の他、
教会や保育所など地域でのコンサートにも参加している。
2002年に第1回リサイタル開催以降、大阪にてリサイタルを重ね、2006年(第4回)からは高知でも同時開催。
常磐会短期大学非常勤講師。野崎道子、中野寛淳、豊嶋和史、宮脇貴司、(故)山田康子の各氏に師事。

以上。